北九州通信 2006年4月30日

〔北九州通信〕 北九州産業学術推進機構に赴任して2週間がたちました。先端技術で北九州市 を再興する目的で作られた学術研究都市もOPEN以来5年がたちました。

マイクロエレクトロニクス技術の責任者として4/17に赴任し、4/21に開催された応用研究フォーラムを取りまとめました。日本全国から政府関係者、大学教授、産業界の方々50名近くに集まってもらったフォーラムでしたが、この準備不足にはさすがにびっくりしました。
3時間のフォーラム総司会をするのに最終的にFIXされたプログラムが手元に届いたのは開始5分前ということで、3時間アドリブで乗り切ったという感じでした。ただ、きてくださっている政府関係者、大学教授、産業界の方々などは顔見知りの人が多く、最後に私が「30年近く半導体で戦って来ましたので、“勝ちにこだわる”という方針でやります」という言葉で結んだところびっくりするほどの拍手をいただきました。 北九州市の先端技術に関するインフラの整備状況は、日本の他の地域に比べてすばらしいと考えています。
問題は“それをいかに有効に活用するか”に尽きると思います。私が、倉高出身ということで機構の方々も非常に協力的で仕事はやりやすいように感じています。
今年、50歳、一つ一つ積み上げていけば、10年あれば何かできると思います。
5月にスイスで開催されるヨーロッパ固体素子研究学会コミッティメンバーの打ち合わせとフランス原子力庁のグルノーブル新研究所(私のコンセプトがだいぶ取り入れられています)の視察に行ってきますが、北九州学術研究都市のパンフレットを配布して、簡単なプレゼンテーションもやる予定で調整してもらっています。
今日は、赴任して初めてゆっくり小倉市内を歩く時間がありました。懐かしい鳥町食堂街の入り口にある昭和20年に創業した「だるまや食堂」で焼きうどんを食べてきました。45年間ここで焼きうどんを作っているというおばあさんが作ってくれましたがとてもおいしかったです。たぶんここの焼きうどんを食べたことのある人は多いのではないでしょうか。新聞の北九州版にも紹介されているようです。
小倉は、古きよき時代のものも残っているし、色々な意味でインフラは相当整備されてきているように感じます。
私はよく話の中で「創造的破壊と新産業革命」という言葉を使いますが小倉は今そのスタートラインにたっているように思います。これから私が仕事を進める上で同窓会の方々の協力を是非お願いしたいと思います。                      

 2006年4月30日(日)                               吉村克信                  単身赴任先住居(小倉の実家二階)より

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